日記
ピアノの歴史 バッハ
来年1月24日開催予定の“12歳のハローワーク” ~ ピアノ調律体験 ~の
打ち合わせに11月22日小学校まで行く事が決まりました。
それまでに、授業の内容を大筋で決定する必要があります。
頭の中を整理する意味でまとめていきます。
バッハとピアノについての関わりですが、
私がヤマハ調律学校で学んだ時には、
晩年にピアノを弾いた事はあるが、
お気に召さなかったという見解でした。
いづれにせよ、現在のピアノとは音色・タッチ・音量が全く異なるピアノです。
ヤマハのホームページに掲載されていますが、
ピアノ発明者のクリストフォリ→クリストフォリのピアノをジルバーマンが改良→1747年、フリードリッヒ大王に献呈されたジルバーマンのピアノを、王の前で演奏しています。
復元品 クリストフォリ・ピアノ
ジルバーマン ピアノ
いづれにせよ、音色はかなりチェンバロの雰囲気が漂っていますね♫
空虚五度
空虚五度とは、第三音を抜いた和音ですね。
例えば“ラ”と”ミ”の完全五度の
第三和音が”ド♯”であれば、
Aコードでメジャーな響きとなり
“ドであればAmコードでマイナーな響きとなります。
第三和音がないと調性の判断がつきにくいので、
空虚五度と呼ばれるみたいです。
ベートーヴェン第九番の冒頭は空虚五度ではじまります。
吹奏楽のピッチトレーニングでは、
美しい完全五度の響きを覚えることは、
とても大切みたいですね。
調律時に完全五度の唸りを聴くトレーニングでも
このように徐々にピッチを変化させて
耳をトレーニングします。
私はこの動画の1:07付近が美しいと感じました。
ピアノ調律に於いても、
美しい完全五度を肌感覚で
覚える事はとても重要です。
美しい完全五度をマスターしてから
平均律で調律するために
少し唸る五度に合わせるように
していきます。
卓球とKAWAI
ポカポカ床暖房、ピアノにとっては要注意⚠
急に寒くなってきましたね。
寒い季節はポカポカ温かい床暖房が心地よいですが、
ピアノにとっては要注意です。
温水パネルの上にピアノが設置されている場合、
過乾燥となって、
①チューニングピンが緩んで、極端に音程が下がる。
②アクションのネジが緩んで、各部より雑音が発生する。
③最悪の場合、ピアノの心臓部である響板や駒に割れが生じる。
などの影響が懸念されます。
床暖房対策としてピアノアクセサリーメーカーが開発した
断熱材を使用した“ビッグパネル”が有効です。
先日も新たにピアノを設置される予定のお客様より
ご注文をいただいて直送しました。
床暖房を入れている部屋にピアノを設置されている
お客様は早急に対応されることをおすすめします。