ピアノ調律作業でいちばん大切な
“現状把握”について

ピアノを正しく、美しく響かせるために、
調律師がまず行うべきことは
「今のピアノがどんな状態か」
を正確に知ることです。
これが、まさに『現状把握』です。
🎧 たとえば…
・音程がズレている箇所はどこか?
・ハンマーの摩耗はどの程度か?
・鍵盤の動きにムラや引っかかりがないか?
・ペダルの効き具合はどうか?
このように、ピアノの「今の状態」を
一つひとつ丁寧に確認します。
これを怠ると、やみくもに調整をしても
効果が出なかったり、
かえって状態を悪化させてしまう可能性もあります。
🎯 なぜ大切か?
『どこが狂っているのか』『なぜ音が濁るのか』
といった原因を明確にすることで、
どの部分をどう調整すればよいかがわかり、
より的確に、効率よく調律ができるようになります。
🔍 どうやって把握するの?
・実際にピアノを弾いて耳で確認する
・チューナーや測定器で物理的に音程や振動を分析する
・機構部を目視・触診でチェックする
・ピアノの使用歴や設置環境などもヒアリングする
📘 まとめ
調律前の『現状把握』は、ピアノ調律における
「地図」のようなものです。
地図がなければ目的地にたどり着けないように、
現状を知らずして理想の響きには導けません。
だからこそ、最初に「今のピアノ」をよく知ることが、
調律師の大切な第一歩なのです。
石田ピアノ調律事務所では、ただ音を整えるだけでなく、
お客様とピアノの“これから”に
寄り添う調律を心がけています。
点検シートによる丁寧な診断と説明は、その第一歩。
「最近音がにごる気がする」「弾き心地が前と違うかも」
そんなちょっとした違和感も、調律のプロの目と耳で見逃しません。
ピアノの状態を“見える化”することで、
ご自身の楽器にもっと愛着を持っていただけたら——
そして、調律後の変化に「こんなに違うんだ!」
と感じていただけたら、私たちもとてもうれしく思います。
📅 定期調律や、しばらく調律していないピアノの
診断も承っております。
お気軽にご相談ください。

🎹 ピアノがうまくなるために大切なこと:
『今の自分を知ること』
みんなは、何かを上手になりたいとき、まず何をする?
そう、「今の自分がどこまでできているか」を
知ることがとっても大切なんだよ。
💡 たとえば…
ピアノで「エリーゼのために」をひきたい!
と思ったとするね。でも、
- 右手はスラスラ動くけど、
左手はちょっと苦手だったり、 - 指使いがぐちゃぐちゃになって音がにごったり、
- 楽譜を読むのがまだちょっと時間がかかったり…
そんなふうに「今の自分の状態」をちゃんと見ることを
『現状把握(げんじょうはあく)』っていうんだ。
🎯 なんで大切なの?
『今できていないこと』がわかると、
『どう練習すればいいか』がはっきりするから!
たとえば:
- 左手が苦手なら、左手だけの練習をふやす。
- 指使いに困っているなら、ゆっくりていねいに練習する。
- 楽譜を読むのがたいへんなら、音読みの練習をする。
そうすれば、ただなんとなく弾くよりも、
もっと早くうまくなるんだよ✨
🔍 どうやって現状把握するの?
いくつかの方法があるよ:
- 🎧 自分の演奏を録音して、あとで聞いてみる
- 🧠「どこがひきにくい?」って自分に聞いてみる
- 👨🏫 先生にアドバイスをもらう
- 📝 練習ノートを書いて、自分の気づきをメモする
📘 まとめ
『現状把握』は、ピアノを上手にひくための
「地図(ちず)」みたいなもの。
地図があると、どこに向かえばいいかわかるよね?
ピアノも同じで、「今のじぶんの場所」がわかると、
「どうやって上手になるか」も見えてくるんだよ🎵
INFORMATION
- 2025-02-04 調律のご予約について
- 2025-02-04 クレジットカードに続いて電子マネーも使えます(調律代金支払)
- 2024-11-17 お客様からの評価