070-8595-2335
滋賀県守山市にある石田ピアノ調律事務所です。
ヤマハ調律学校出身のベテラン調律師、
ヤマハピアノの特徴を生かした調律を心がけています。
もりやまPianolabではヤマハC1SGとUX100の試弾が可能です。

日記

2022-10-28 18:17:00

付加価値が仇“あだ”となるピアノ

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付加価値の付いたピアノ、
サイレント機能や自動演奏機能はとても便利ですが、
仇となることがあります。

もし、ピアノを買い取り・下取りに出した場合、
マイナス査定となる可能性が高いです。
買い取り業者にとって、
故障した自動演奏・サイレント機能はリスクでしかありません。

私が昨年購入した
YAMAHA C1-SG (中古 リニューアル済み)2012年製
ピアノ本体3年保証、電気部分1年保証の取説には、

“満1ヵ年の保証期間を過ぎますとサービスは有料に なりますが、引き続き責任をもってサービスさせて いただきます。なお、補修用性能部品の保有期間は 最低8年となっています。”
と記載されています。

つまり、購入した時点で修理用パーツで入手が困難なモノが
あるかもしれないということです。

とはいえ、入手可能な修理パーツもありますので、
とにかく調子が悪い場合は即修理を依頼するというのが鉄則ですね。

私が調律しているピアノでは、
サイレントアンサンブルSXGタイプと
同年代に製造されたモデルが
電源系の不具合により、正常に使用できない個体が多いです。
このモデルの電源系パーツは、入手不可なので
残念ながら修理ができません。

2022-10-27 17:49:00

御多分に洩れずやはり値上げです。

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今年に入ってから、
ピアノアクセサリー関係の大幅な価格改定が相次いでいます。
🔵ピアノ補助ペダル→5,000円値上げ。
🔵ビッグパネル→10,000円値上げ。
特に価格が高い価格帯ものが、値上げ幅が大きいですね。
必要なモノは、迷わず即買いをおすすめします。

値上げラッシュの昨今ですが、
当事務所の調律代金は値上げをしないで、
据え置きです。
新規に調律をご依頼いただくお客様はクーポンもつかえます。

音が気になっていれば、先延ばしせずに、調律しましょうね♫

2022-10-25 17:25:00

贅沢な3台の弾き比べ

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こんな素晴らしい企画のコンサートがあれば、
遠方からでも駆けつけたいのですが、
残念ながら、これまでにそんな機会はありません。

スタインウェイ、ベーゼンドルファー、ヤマハの弾き比べ
YOUTUBE動画です。





あくまでも個人的な感想ですが、
🔵1曲目のリストは
ヤマハCFXが、
強いタッチの和音連打の重厚感がありつつ、
音割れしないゆとりを感じる響き、
ffもppの対比もとてもナチュナルな音量・音色のつながりがあって
とても良いと思いました。

🔵2曲目のラヴェルは、
圧倒的にベーゼンドルファーのインペリアルが
透明感があって、
音像が浮かび上がり、
粒立ちの揃ったアルペジオの
とてもお上品な感じの音色が気に入りました。

🔵3曲目のショパンは、
スタインウェイのD型の
芯があって、クッション感がほどよく感じられ、
ふくよかなボディー鳴りのする音色が、
とても印象的でした。

この中で、どのピアノをコンサートで聴いてみたいかと問われれば、
迷わずベーゼンドルファーのインペリアルですね。
私が、観てきたコンサートの中では、
これほど、美しくアルペジオを奏でる
ベーゼンはありません。
同じインペリアルでもピアノは個体差がとても大きいので。

こんな動画を観てしまうと、
世界的に有名なピアニストのコンサートに
また行きたくなってしまいました。

2022-10-24 20:16:00

銘器ベーゼンドルファーはヤマハ株式会社の 100%子会社

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現在、銘器ベーゼンドルファーはヤマハ株式会社の 100%子会社です。


ヤマハのクラビノーバやサイレントピアノでは、
ベーゼンドルファーのサンプリング音を選ぶ事ができます。


ヤマハとベーゼンドルファーがタッグを組めば、
鬼に金棒だと思いますが、
ピアノコンクールでは、ピアニストが他のメーカーを弾くという
大変残念な結果が続いているようです。






巨匠リヒテルは、ヤマハピアノを愛用していました。
このリサイタルは1991年のようです。
動画 7:12秒にYAMAHAのロゴが確認できます。

YAMAHAピアノが多くのピアニストから愛用されるとよいですね。♫

2022-10-23 18:38:00

音叉は本当に正しいの?

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ヤマハピアノテクニカルアカデミーで調律する時には、
必ず音叉を基準にして、49Aに基音をとって
調律していました。

しかし、調律の測定はチューナーで行います。
また、音叉の音の高低チェックもチューナーで行います。

では、何のために音叉は存在するのでしょうか?
昔は、プロ・アマ問わずに特にクラッシックジャンルの方は
音叉を完全に盲信している人が多いような気がしました。
調律時にチューナーを使用して、基準音をとったりしているのを目撃すると
あからさまに怪訝な表情をされていました。

しかし、ジャズやポピュラーの演奏者は調律後のピッチ確認に
ご自分のチューナーを使用されている人を多くみかけました。

何を信じるかは、宗教もそうですが、人それぞれですね。
まあ、でも何に対しても疑ってかかるくらいで丁度よいと
個人的には思います。

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