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滋賀県守山市にある石田ピアノ調律事務所です。
ヤマハ調律学校出身のベテラン調律師、
ヤマハピアノの特徴を生かした調律を心がけています。
もりやまPianolabではヤマハC1SGとUX100の試弾が可能です。

日記

2022-09-21 19:34:00

ピアノのホコリは時限爆弾

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ピアノにとって、特にグランドピアノはホコリが大敵です。
新品の時は少しくらいホコリがついても、
特に問題は生じませんが、
1年、2年、3年と月日が経過してくると、
部品にホコリが完全に付着してしまい、
正常な動きの邪魔をします。

通常、鍵盤を押すと音が鳴り
鍵盤から手を離すと音が止まりますが、
ホコリが積もってくると、
“音が止まらない”という症状が多発します。
弦やチューニングピンなど金属パーツ、
それから、響板などの木製パーツにも
ホコリが積もったまま放置すると
簡単に除去することが、難しくなって
外観にも大きな影響を及ぼします。
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ホコリ対策として、最も効果が高いのは、
グランドピアノ購入時に
“フレームフロントカバー”を設置することです。
これで、譜面台下の辺りはホコリから守ることができます。
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私のおすすめは、右のメッシュタイプです。
音を遮らない事と、雑音の原因にならないのが良いです。
左のアクリルは、見た目は良いのですが、
音を閉じ込める事と、アクリル自体がピアノ音にビビって
雑音の原因になることがあります。

“フレームフロントカバー”当事務所でも取り扱っております。
あるとないでは、10年後に大きく差が出ますよ。
トラブル発生率や、外観の見た目にも。