日記

2022-10-11 20:05:00

空虚五度

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空虚五度とは、第三音を抜いた和音ですね。
例えば“ラ”と”ミ”の完全五度の
第三和音が”ド♯”であれば、
Aコードでメジャーな響きとなり
“ドであればAmコードでマイナーな響きとなります。
第三和音がないと調性の判断がつきにくいので、
空虚五度と呼ばれるみたいです。

ベートーヴェン第九番の冒頭は空虚五度ではじまります。



吹奏楽のピッチトレーニングでは、
美しい完全五度の響きを覚えることは、
とても大切みたいですね。
調律時に完全五度の唸りを聴くトレーニングでも
このように徐々にピッチを変化させて
耳をトレーニングします。
私はこの動画の1:07付近が美しいと感じました。




ピアノ調律に於いても、
美しい完全五度を肌感覚で
覚える事はとても重要です。



美しい完全五度をマスターしてから
平均律で調律するために
少し唸る五度に合わせるように
していきます。