日記
2022-10-15 21:17:00
ピアノの歴史 ベートーヴェン
ベートーヴェンほど
ピアノの性能の発達に
インスピレーションを得て、
劇的にピアノ曲のレベルを上げた作曲家はいないのではないでしょうか?
初期のベートーヴェンはモーツァルトと同様に
ワルター製のピアノを使用していました。
シングルアクションのピアノなので、
連打性能やダイナミックレンジにはかなり制限がありました。
しかし、フランスのエラール社から
現在のグランドピアノと同等の
ダブルエスケープメントアクションのピアノを贈呈されて、
そのピアノの性能をフルに発揮させて、“ワルトシュタイン”を作曲しました。
また、5オクターブ半に拡張した鍵盤の最高音のド(c4)を
“熱情”で使用しました。
ヤマハピアノテクニカルアカデミーに
特別講義として来ていただいた園田高弘先生には、
現代音楽ピアノ曲の洗礼を受けました。
個人的には、園田先生のベートーヴェンは好みです。
草津市立アミカホールのこけら落としのコンサートでも
プログラムにベートーヴェンがありました。
今となっては、先生の生演奏を聴けた貴重な経験となりました。