日記

2022-10-22 19:40:00

1冊でわかる“ピアノのすべて”の手順通り調律してみる①

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ヤマハピアノテクニカルアカデミーで、
調律を学ぶ時に教科書が存在しました。(非売品)
調律手法などの技術的な解説のみではなくて、
ピアノの歴史、ピアノの機能と構造についても
記述されていました。
調律を勉強される方ではなくても、
ピアノ演奏者、リスニングでピアノ曲が大好きな人にとっても
ピアノの歴史や機能と構造を理解すれば、
より深くピアノを楽しむことができると思います。

音大で『ピアノ構造論』のを講義を
20年以上担当されていたピアノ調律師の青山一郎さんの
著書1冊でわかる“ピアノのすべて”は、
アカデミーの教科書にも共通する項目も多くあり、
歴史はさらに詳しく、機能と構造は簡易な感じで、
ピアノを弾く人にとても参考になる内容だと思います。
私も昨年購入しました。



この本の手順通りに調律する前に、
106ページ 3.うなり
について私なりに解説します。

調律師が聴いている唸りですが、
①440㌹の音叉1本を鳴らすと、唸りの無いストレートな音(純音)が発生します。
②440㌹と442㌹の音叉2本を同時に鳴らすと、毎秒2回の唸り(音叉が正確な場合)
がワァン~ワァンと鳴ります。
③調律師は、唸りの無いストレートな音にするため、
チューニングピンを操作して調律します。
これをユニゾンを合わせると言います。