日記

2023-01-06 19:00:00

寒さがピアノに与える影響

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毎日寒い日々が続いていますね。
今日お伺いした中で、
2件寒さが影響している不具合がピアノに発生していました。

1件目は、下記写真の赤矢印部分の
鍵盤ブッシングクロスが膨張したことが原因で
動きが鈍くなっていました。
ピアノ背面が内壁と外気の影響を受けづらい設置場所で
暖房もリスクの低いエアコンご使用です。
調律中の湿度も50%程度で特に数値的に問題が無いことから、
寒暖差による結露が金属パーツに発生している可能性が高いと判断しました。
7箇所処置すみです。↓
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2件目は下記写真の赤矢印部分
フレンジの動きが鈍くなっていました。
こちらは、ピアノの背面が外壁ですので
外気の影響を受けやすく、時々加湿器もご使用されているということでした。
こちらは、動きが鈍い箇所が多数でしたので
除湿剤を交換して、しばらく乾燥してみることにしました。↓

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冬場、エアコンで暖房されると乾燥気味となり
人間にとっては潤い不足で加湿器も恋しくなりますが
なるべく適湿を保ちましょう♫

ヤマハのオフィシャルサイトでは、
“ピアノにとってベストな環境(温度10~20℃、湿度35~65%)を心がけましょう。”
を推奨しています。