日記
ピアノの歴史 ベートーヴェン
ベートーヴェンほど
ピアノの性能の発達に
インスピレーションを得て、
劇的にピアノ曲のレベルを上げた作曲家はいないのではないでしょうか?
初期のベートーヴェンはモーツァルトと同様に
ワルター製のピアノを使用していました。
シングルアクションのピアノなので、
連打性能やダイナミックレンジにはかなり制限がありました。
しかし、フランスのエラール社から
現在のグランドピアノと同等の
ダブルエスケープメントアクションのピアノを贈呈されて、
そのピアノの性能をフルに発揮させて、“ワルトシュタイン”を作曲しました。
また、5オクターブ半に拡張した鍵盤の最高音のド(c4)を
“熱情”で使用しました。
ヤマハピアノテクニカルアカデミーに
特別講義として来ていただいた園田高弘先生には、
現代音楽ピアノ曲の洗礼を受けました。
個人的には、園田先生のベートーヴェンは好みです。
草津市立アミカホールのこけら落としのコンサートでも
プログラムにベートーヴェンがありました。
今となっては、先生の生演奏を聴けた貴重な経験となりました。
楽しんでいたCMも今はストレス
子供時代はテレビのCMは結構好きでした。
この木なんの木のCMはメロディアスな歌詞と曲で、
こんなデカい木を実際に見てみたい好奇心から
よく口ずさんだりしていました。
おじさんとなった今ではCMに強いストレスを感じる現在なので、
かなりNHK率が高いです。
しかしながら、youtubeでないと見れないコンテンツが
ある場合、仕方なく見ている感じでした。
SNSでブラウザ・アプリ“Brave”を知って使い始めてから、
CMのストレスから開放されました。
💻の場合、youtubeに加えてTVerも自動的にCMカットされます。
しかも無料なので、もはや手放せない神ブラウザです。
セキュリティー面を考慮して、クレジットカード番号などは記憶させていません。
閲覧専用として利用しています。
ピアノの歴史 モーツァルト
モーツァルトが愛用したピアノ
モーツアルトは
ヨハン・アンドレアス・シュタインがジルバーマンのアクションに改良
を加えたウィーン式ピアノアクションを搭載したピアノを愛用。
軽快なタッチと明るく粒のそろった音色を気に入って多くのピアノ曲を作曲。↓
こちらの動画でウイーン式ピアノアクションの構造とピアノの音色が聴けます。
4:13頃からアクションの構造を解説しています。
音色はチェンバロ感満載な気がします♪↓
モーツアルトは更にアントン・ワルターが制作した
フォルテピアノも愛用していたようです。
ピアニシモで弾いたときに現在の🎹の音色に少し近い
雰囲気が感じられました。チェンバロ感からの脱却ですね♪
アントン・ワルターのピアノはこちらのページで詳しく解説されていますよ♫
↓
ピアノの歴史 バッハ
来年1月24日開催予定の“12歳のハローワーク” ~ ピアノ調律体験 ~の
打ち合わせに11月22日小学校まで行く事が決まりました。
それまでに、授業の内容を大筋で決定する必要があります。
頭の中を整理する意味でまとめていきます。
バッハとピアノについての関わりですが、
私がヤマハ調律学校で学んだ時には、
晩年にピアノを弾いた事はあるが、
お気に召さなかったという見解でした。
いづれにせよ、現在のピアノとは音色・タッチ・音量が全く異なるピアノです。
ヤマハのホームページに掲載されていますが、
ピアノ発明者のクリストフォリ→クリストフォリのピアノをジルバーマンが改良→1747年、フリードリッヒ大王に献呈されたジルバーマンのピアノを、王の前で演奏しています。
復元品 クリストフォリ・ピアノ
ジルバーマン ピアノ
いづれにせよ、音色はかなりチェンバロの雰囲気が漂っていますね♫
空虚五度
空虚五度とは、第三音を抜いた和音ですね。
例えば“ラ”と”ミ”の完全五度の
第三和音が”ド♯”であれば、
Aコードでメジャーな響きとなり
“ドであればAmコードでマイナーな響きとなります。
第三和音がないと調性の判断がつきにくいので、
空虚五度と呼ばれるみたいです。
ベートーヴェン第九番の冒頭は空虚五度ではじまります。
吹奏楽のピッチトレーニングでは、
美しい完全五度の響きを覚えることは、
とても大切みたいですね。
調律時に完全五度の唸りを聴くトレーニングでも
このように徐々にピッチを変化させて
耳をトレーニングします。
私はこの動画の1:07付近が美しいと感じました。
ピアノ調律に於いても、
美しい完全五度を肌感覚で
覚える事はとても重要です。
美しい完全五度をマスターしてから
平均律で調律するために
少し唸る五度に合わせるように
していきます。