日記
本音だと信じたい
企業のホームページを閲覧すると
“お客様の声”というページがよくありますよね?
あれって、自社にとって都合の良い情報だけをピックアップして、
都合の悪い情報はあえて掲載しないように操作していると
個人的に思います。
私は、ピアノ調律師とお客様とのマッチングサイトの“調律.net”
に登録しているのですが、
このサイトでは、調律完了後にお客様から評価をいただく
システムになっています。
さすがに自分の方から、
“是非とも良い評価をお願いできないでしょうか?”
なんて厚かましいお願いは、小心者の私にはできないので、
調律時にできるかぎりの誠心誠意を尽くして、
天命を待つというパターンです。
個人的には、このシステムを素晴らしいと思います。
情報操作は不可能ですし、お客様からの本音???が確認できる、
いわゆる“ガラス張り”というやつですね。
これが、お客様からいただいた
通信簿だと思います。
よろしければ、ご参考にしてください♫
ピアノ調律師難民
『石田さん、知り合いに調律師難民がいるので調律をお願いできますか?』
というご連絡を調律のお客様よりいただきました。
詳しくお聞きすると、
県外より来られている高齢の調律師さんに依頼されていたのですが、
引退されるそうで、どうしてよいものか途方に暮れておられる♫
とのことです。
あくまでも私の個人的な感想ですが、
高齢の調律師の方は、とても個性的な調律・調整をされている方が多い印象です。
まずはノーマルに調律して、平均律について説明してご試弾いただくと
納得していただけるケースがほとんどです。
過去にも、調律依頼をいただいたお客様より
高齢の調律師さんと連絡がとれなくなったとか、
調律師の方のお身体を心配されて、最寄り駅までお客様が送迎されていて、
調律を依頼するのは気の毒かな?とこちらに依頼をいただいたケースなど
高齢というのは、調律師(顧客訪問型)にはリスクが高くなるのかな?
と感じています。
滋賀県内は車移動が基本です。
私は19歳から調律師として活動しており、
長時間運転ドライバーですが、いまのところ事故歴は無しです。
健康面でも、入院歴も無く3ヶ月毎に健康診断を受診しています。
年齢を重ねていく事は誰しも避けられないので、
まずは、これを継続して技術の研鑽は当然の事として、
少しでも長い期間、お客様ご所有のピアノを良い状態でメンテナンスを担当できるように
努力を継続しなければ…
と改めて思いました。
ピアノのホコリは時限爆弾
ピアノにとって、特にグランドピアノはホコリが大敵です。
新品の時は少しくらいホコリがついても、
特に問題は生じませんが、
1年、2年、3年と月日が経過してくると、
部品にホコリが完全に付着してしまい、
正常な動きの邪魔をします。
通常、鍵盤を押すと音が鳴り
鍵盤から手を離すと音が止まりますが、
ホコリが積もってくると、
“音が止まらない”という症状が多発します。
弦やチューニングピンなど金属パーツ、
それから、響板などの木製パーツにも
ホコリが積もったまま放置すると
簡単に除去することが、難しくなって
外観にも大きな影響を及ぼします。
ホコリ対策として、最も効果が高いのは、
グランドピアノ購入時に
“フレームフロントカバー”を設置することです。
これで、譜面台下の辺りはホコリから守ることができます。
私のおすすめは、右のメッシュタイプです。
音を遮らない事と、雑音の原因にならないのが良いです。
左のアクリルは、見た目は良いのですが、
音を閉じ込める事と、アクリル自体がピアノ音にビビって
雑音の原因になることがあります。
“フレームフロントカバー”当事務所でも取り扱っております。
あるとないでは、10年後に大きく差が出ますよ。
トラブル発生率や、外観の見た目にも。